15周年に向かって

Story

3、原点として胸に刻む、2006年9月3日オープンからの4カ月(1/3)

 

「初めてのお客様」が1分後に再び来店!


お店をオープンした 20069月から、翌年のお正月までに起きたいろいろな出来事を、今回は振り返ってみようと思います。
なぜなら創業直後のその 4カ月間は、「あの時があったから今のフルフール御殿場がある」と言えるほど、大切なことを学んだ濃密な日々だったからです。
 
オープン初日、記念すべき 1人目のお客様は、斜め向かいで美容室を営む女性のオーナーさんでした。
買い物に来られたというより、新しくできたお店を覗きに来て、ご近所のよしみで買ってくださったのでしょう。
袋はいらないからと、フルーツミックスのゼリーを 1個、そのまま手に持って美容室に戻られました。
 
それから 1分もしないうちに、「これおいしい!」という言葉とともにオーナーさんが再びご来店。
まとめて 6個もお買い上げいただいたのです。
そのあとも、美容室のお客様が帰り際に立ち寄ってくださったり、オーナーさん自らがお客様を案内して来てくださったり。
こうしてオープンから数日間、ありがたいことに美容室経由のお客様がほとんどを占める状況が続きました。
何もかも手探りだった私にとって、オーナーさんの応援はとても心強く、同時に、口コミの力や、地域のキーパーソンが持つ影響力や発信力を、オープン数日にして実感しました。
 

ラジオで紹介され、お客様の層が拡大


10月には、静岡県内が放送エリアのFM局「k-mix」の番組で生フルーツゼリーが紹介されるという嬉しい出来事もありました。
すると次の日から、トラック運転手や建設現場の作業員、外回りの営業職の人など、これまでとは違う層のお客様が一気に増えました。
後からわかったのですが、仕事中にラジオを聴く習慣のある人たちが、番組で紹介されたゼリーに興味を持って来店してくれたのです。
普段ならスイーツ店にあまり足を運ばないような男性の方々が、生フルーツゼリーを気に入ってリピーターになってくださり、また自信につながりました。
 
ほかにも「もらって食べたらすごくおいしくて」と来店されるお客様も多く、口コミがじわじわと広がっていく手応えを感じました。
心を込めて真剣に作ることで、人から人へと「おいしい」や「うれしい」が伝播していく。その事実を実感できたのです。
毎日いつでも同じおいしさを楽しんでいただけるよう、一瞬たりとも気を抜かずにゼリー作りに取り組もうと、決意を新たにしました。
 
ラジオ番組の反響もあり、 9月、 10月と売上は右肩上がり。
「行列店になる日も近いのでは」と思い始めた矢先、事態は一変します。
11月に入った途端、来店客数が目に見えてがくんと減少してしまったのです。